お雑煮に土地柄が出ると聞いて…
友塾ブログをご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。
ブログ担当の田中隆祐です。
今年の目標は、”walking dictionary”になることです。
本年も友塾ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年一発目にぴったりの話題をお届けいたします。
お正月に食べる「お雑煮」、地方によって全く違う味であるといつかどこかで聞いたことがありまして、
皆様のお雑煮はどんな感じなのかをお聞きしたいんです。
私は兵庫県丹波篠山市出身ですが、実家のお雑煮は白味噌です。1月3日に自分でも作りましたが、やっぱり白味噌でした。
関西のお雑煮は白味噌仕立てが多いようです。
白味噌は京都が発祥だと言われており、きっとその影響なのでしょう。
また、関西のお雑煮のお餅は、丸いものを焼かずに煮ることが一般的です。
丸い形が「円満」を連想させ、縁起の良いものとして扱われたことがきっかけなんだそう。
一方、関東のお雑煮のお餅は四角いです。
江戸時代に庶民もお餅を食べるようになった頃、人口がどんどん増えてたくさんのお餅を生産する必要があり、丸める手間を省くために角餅が広まったとの説があります。
また、味噌ではなく「おすまし」なのは、
「味噌を付ける」ことが武士として縁起が悪かったからという理由だそうです。
味噌を付けるというのは、火傷の傷口に味噌を塗ると治るされたことから出た表現。
火傷をするのは縁起が悪いということで、おめでたいお正月に味噌なんて…ということです。味噌可哀想。
私の愛する島根県のお雑煮は、小豆です。「ぜんざい」でございます。
2022年9月30日付の私のブログ「神無月と『神在月』」で紹介しましたよね。
リンクを張っておくので読んでください。
( https://tomojuku.hatenadiary.com/entry/2022/09/30/140936 )
同じ中国地方・広島県のお雑煮は「あんこ餅+おすまし」だそうです。
どんな味がするんでしょう…。作った際にはこちらのブログでご報告いたします。
同県のある地域では牡蠣を入れるという情報も。リッチですね。
ちなみに、大阪のお雑煮は元日に白味噌、2日以降はおすましらしいです。
大阪の人もほとんどの人は知らないと思いますが、これにもちゃんと理由があります。
「飽きないように」だそうです。「飽きない」と「商い」を掛けているわけですね。
商売とダジャレ。いかにも上方らしい。
各家庭で様々なお雑煮。
もしかすると知らないうちに独自のアレンジが加わっているかもしれませんので、
「私の家はこんなお雑煮でした」を報告をいただけると嬉しいです。
2023年初ブログはこの辺で終わりにいたしましょうかね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。