友塾ブログ【川西市水明台の学習塾】

兵庫県川西市にある学習塾(小5~高3対象)友塾のブログです。

国語の読解が苦手なお子様のトレーニング法 ~音読のすすめ2~  中学受験生を持つ保護者の方へ 今の子供達は驚くほど言葉を知りません。

国語の読解が苦手なお子様のトレーニング法 ~音読のすすめ2~

中学受験生を持つ保護者の方へ 今の子供達は驚くほど言葉を知りません。

 

いつも友塾のブログをお読みくださりありがとうございます。

 

「国語が苦手」という方について、前回は本文を読んでいない

ということが原因になっている点をお伝えしました。

 

「国語が苦手」「本文を通して読めない」と深く関係している

「語彙力不足」についてお伝えしたいと思います。

 

「国語が苦手」というお子様の気持ちとしては

「どうせ読んだって、何言っているかわからないから

通して読んでも時間のムダ」と感じているようです。

この「読んでもわからない」感を大きくしているのが

「語彙力不足」ではないかと感じます。

 

音読をすることで自分が知らない言葉、言い回しについて本人が認識でき、

それによって言葉を覚えるというモチベーションが生まれます。

子供達に音読させると、熟語よりもむしろ、接続語や副詞、

慣用表現で詰まります。大人の感覚からすると

「えっ、この言い方も知らんの!」と驚きの連続です。

 

黙読をさせるとそんなのすべて「すっ飛ばして」読んでいき

本人も自分が知らないという認識なく済ませています。

当然のことながら、本文で出てきた言葉が記憶に残りません。
(ですから、友塾の授業では必ず音読させます

 

ですので、漢字・語句の問題集を一生懸命にやっても

「暗号」の暗記作業で終わり読解に活かせません。

音読によって、単語、語句をしっかり認識させ、

本人の頭の中にインプットする習慣を身に付けることができます。

そうすることで

「あっ、この言葉見たことある、何やったかな・・・」という

意識が出てくるので、そこで初めて言葉を覚える気持ちが

生まれてきます。その上で、漢字や語彙のトレーニングを

することで、読解に活かせる知識が身につきます。

問題量をこなすことで順調に成果が出る人もいれば、

なかなか改善が見られない人もいます。

 

違いは文章を読むときの習慣的な注意力、集中力、

ていねいさにあるような気がしてなりません。

2回にわたって「国語が苦手」の改善策をお伝えしましたが、いかがでしょうか

「もしお子様がこのような状態だったとしたら」

本屋に並んでいる問題集を何冊かやったとしても、

粗い読み方のトレーニング、部分読みで解答を書く

レーニングをしていることになります。

これで状況が改善するでしょうか?

 

音読によって、ていねいに集中して一文を読む習慣を身につけることで

成績も上がってきます。

是非、音読を親子で取り組んでみて下さい。

次回は実際に音読指導をご家庭ですすめるにあたってのポイントを

お伝えしたいと思います。

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