国語の読解が苦手なお子様のトレーニング法 ～音読のすすめ１～ 中学受験生を持つ保護者の方へ 「国語苦手」の原因は？
友塾のブログをお読みくださりありがとうございます。
「読解が苦手で問題文の意味が理解できていない」
「家で何をやらせたらいいでしょうか」
「おすすめの教材ありませんか」
とご相談をいただきます。
漢字の練習以外に何か読解力を上げるのに効果のある
ダイレクトに鍛える方法はないか
というのが聞きたいところということでしょう。
友塾でおすすめしているのが音読です。
音読をすれば読解力は確実についていきます。
問題集を何冊もやるより音読を継続して
やっていく方が効果はずっと大きいです。
（塾で授業を受講している場合）
驚かれる方が多いですが、
読解が苦手な人は国語の問題を解く時
「はじめから通して本文をしっかり読む」ということをしません。
設問箇所の周辺だけを部分読みで解答をします。
もしくは、本人は「読んでいる」つもりでも
本文の上をなぞっているような感じで「読めていない」
という状態の子も結構います。
ですから「国語が苦手」の原因は「読解力が弱い」という以前に
本文を集中して読めていないことに原因がある場合が多いです。
まず一文字ずつしっかりと声を出す音読で
本文を読み通すことに慣れるのが第一歩です。
「ちゃんと本文をはじめから読みなさい」と注意しても、
黙読させていては本人は「読んでいる」つもりなのでなかなか改善しません。
苦手な人にとって本文を読むというのは
大変根気のいる修行のようなものです。
しばらく音読を聞くことに付き合ってあげてください。
つっかえまた間違いだらけでしょうけど、
ひと通り本文を読み通すことに本人が慣れてくる頃には
確実に読解力に改善がみられるでしょう。
また、これまで国語の学習時間だけでなく
習慣的に粗い読み方をしていたのですから
こうして、一文をていねいに読めるようになってくると
国語の成績だけでなく
他の教科の成績も上がっていくでしょう。
是非、お試し下さい。
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